自炊を始めるにあたって、必要な家電とはなんなのか、どのようなタイプ・サイズを買えば良いのかわからないとなっていませんか?
僕も一人暮らしを始める時と夫婦で新生活を始める時に家電を探していましたが、いろいろなタイプやサイズがあり、かなり迷いました。
今回はそんな悩みを解消するために、調理家電の選び方と買ってよかったもの4選をご紹介します。
この記事を読めば、自炊に必要な家電がわかり、どのようなタイプ・サイズがオススメなのか、筆者が買って満足しているものは何かがわかるようになっています。
自炊に必要な家電を揃え、快適な自炊生活を満喫しましょう。
他にも自炊・料理を始めるのに必要な物をまとめた記事があるので、そちらもご覧ください。
炊飯器
お米を炊くのに必須な炊飯器。3合炊きから5合炊き、1升炊きとサイズの違いから、圧力 IH、マイコン式と炊き方に違いがあり、何より値段の幅が大きくどれを買ったら良いのかわからなくなりますよね。ここでは、サイズの選び方と加熱方式を紹介します。
サイズ
炊飯器のサイズは3合炊き、5合炊き、1升炊きとありますが、一般的に3合炊きは1〜2用、5合炊きは3〜4人用、1升炊きはそれ以上の人数用とされています。
このため一人暮らしや新社会人、夫婦新生活を始めるにあたっては3合炊きで十分ですが、私がオススメしたいのは5合炊きです。
これから友人と家でパーティーをする時や、家族が増えるなどのイベントがあった時に、3合炊き炊飯器では容量が少なく対応できないケースが出てきてしまうこと。自炊に慣れてきて一気にお米を炊き冷凍して楽しよう、炊飯回数減らして電気代を抑えようと思った時に3合炊きだと容量が少なく、結局炊く回数が多くなり楽できないことが3合炊きのデメリットになります。
5合炊きの炊飯器ならこの問題は解決でき、不便に感じることがないためオススメになります。
炊飯方式
炊飯方式には主にマイコン方式と IH方式の二つが存在します。それぞれメリット、デメリットがあるので自分に合ったものを購入しましょう。
マイコン方式
マイコン方式は古くからある炊飯器の方式で、釜の底にあるヒーターで加熱を行い炊飯します。
メリット
- 価格が安価で購入しやすい
- 火力が IHより低い分消費電力が抑えられ、ブレーカーが落ちにくくなる
デメリット
- 釜の底で温めるため炊きムラが起こりやすい
- 火力が低いので炊くのに時間がかかる場合がある
安い価格で入手しやすいマイコン方式ですが、釜の底で加熱するので炊きムラがおこりやすいことと、 IHに比べると火力が低いので時間がかかる場合があることがデメリットになります。
炊きムラを防止するためには、釜が厚いものを選ぶか、炊きムラ防止機能がついた炊飯器を購入すると対策ができるため、メリット、デメリットを考えて検討しましょう。
IH方式
IH方式は電磁誘導加熱を利用し、釜全体を発熱させて炊飯します。
メリット
- 釜全体を発熱させるため炊きムラがなく、ふっくらと炊いてくれる
- マイコン方式より高火力のため、短時間で炊飯することができる
- 圧力 IHならさらに炊きムラがなくなり、もちもちした炊飯が可能
デメリット
- マイコン方式と比べると高価になる。圧力 IHになるとさらに値がはる
- 高火力なため消費電力が高く、ブレーカーが落ちやすい
IH方式の炊飯器は、釜全体を発熱させるため炊きムラが少なく、ふっくらと美味しいご飯を短時間で炊いてくれるのが魅力です。圧力IHならさらに炊きムラがなくもちもちとした炊飯が可能になります。しかし、マイコン方式と比べると高価なものが多く、なるべく安く抑えたい人には手が出しにくいのがネック。また、IH方式は消費電力が高いため、ブレーカーが落ちやすいです。(我が家は圧力IHを使っているのですが、油断するとすぐにブレーカーが落ちます。)
値段が高く、少し手が出づらいですが、短い時間で美味しくご飯を炊いてくれるIH方式はオススメですので、予算と相談し、メリット・デメリットを考えた上で購入の検討を行いましょう。
オススメ炊飯器
マイコン方式、IH方式それぞれ数多くの炊飯器がありますが、その中でオススメの炊飯器を紹介します。それが「アイリスオーヤマの圧力IH」になります。
実際に我が家でも使っているのですが、圧力IHなのに1万5千円ほどで購入できるコスパの良さ、色々な炊き方、銘柄ごとの炊き分けと高機能な性能になっていて美味しくご飯が食べられるなどメリットが多く、満足できる炊飯器になります。
たまに油断してブレーカーが落ちるのがネックですが、これから炊飯器の購入を検討していて圧力IHが気になっている方には非常にオススメできる商品です。ぜひ検討してみてください。
ガスコンロorIHコンロ
料理をするのに必ず必要になるのがコンロ。その中でガスコンロとIHコンロがあり、どちらにもメリット・デメリットがあります。ここでは、それぞれのメリット・デメリットをあげ、どんな方が向いているかを紹介します。
ガスコンロ
ガスコンロはその名の通り、ガスを使用して火ををつけてフライパンに熱を伝えます。IHに比べて火力が高く、直接火が見えるため火力調整もイメージしやすいのが特徴です。
メリット
- 火力調整がしやすい、わかりやすい
- 高火力調理ができる
- フライパンをコンロから浮かせてあおりながら調理できる
- 調理器具を選ばない
- 停電時にも使用できる
デメリット
- 火を使うため危険
- 凹凸があるため手入れが面倒
- 夏場は暑くなりやすい
ガスコンロはなんと言っても2口、3口になっても高火力が可能で、あおりながら調理ができるのが一番のメリットになります。中華料理などをメインで作られる方はガスコンロの方が適しているかもしれません。また、IH専用フライパンなどを用意する必要がないので、調理器具を選ばないこと、停電になった際も使用することができ、災害時に強いといったメリットがあります。
反対に直接火を使うため火災の危険性があること、夏場は部屋が暑くなりやすいことがデメリットとして挙げられます。手入れも凹凸があるため簡単にできず、めんどくさがりにはきついのがネックになります。
IHコンロ
IHコンロは電磁誘導加熱を利用してフライパンを加熱して調理します。火を使わないため、ガスではなく電気代がかかることが特徴になります。
メリット
- 火を使わないので安全に調理することができる
- 火力が数値化され調整が簡単
- 凹凸がないため掃除が簡単
- 夏場でも暑くなりにくい
デメリット
- フライパンを浮かせると停止してしまう機種がほとんど
- IH専用フライパン、鍋が必要であり、高価
- 火がない分、火力調整が慣れるまでわかりずらい
- 停電時に使用することができない
IHコンロは火を使わないため比較的安全に調理することができ、火力も数値化されるため調整が簡単になります。コンロを汚してしまった場合でも凹凸がないため、簡単に拭き取ることが可能です。火傷の心配が少ない、手入れが簡単なことがメリットとして挙げられるでしょう。
反対に、フライパンを浮かせてしまうと停止してしまう機種が多く、あおり調理がしたい方にはストレスがかかっていしまうかもしれません。また、IH専用器具が必須になるため選択肢が狭まり、高価なものが多くなってしまうこと、数値化されているとはいえ、火がない分調整が慣れるまで難しいこと、停電時に使用できないことがデメリットとして挙げられます。
オススメコンロ
ガスコンロとIHコンロどちらもメリット・デメリットがあり悩まれると思いますが、それぞれオススメの方を以下にまとめます。
ガスコンロがオススメの方
- 火を使って調理したい方
- ガスコンロに慣れている方
- あおり調理がしたい方(特に中華料理)
- 色々な調理器具を使用したい方
IHコンロがオススメの方
- 安全に調理したい方、子供がいる家庭の方
- IHコンロに慣れている方
- 掃除が面倒で簡単に行いたい方
- オール電化にしたい方
初心者の方でどちらがいいかわからない方に向けて、あえてどちらかをオススメするとするならばガスコンロをオススメします。
安全性には欠けるものの、料理の醍醐味である直接火を使った調理ができ、高火力で調理しあおったりすることで料理している感覚が分かりやすく、テンションが上がり自炊のモチベーション維持につながります。災害時にも簡単な調理が可能なので災害対策にもなります。
自分に合ったスタイルのものを選び、調理を楽しみましょう。
電子レンジ
手軽に料理を温めることができる電子レンジ。ただ温めるだけの単機能電子レンジから蒸したり焼いたりできるスチームオーブンレンジまでさまざまな商品が展開されています。
どのようなモデル・サイズがオススメなのかを紹介します。
サイズ
電子レンジのサイズには20L未満のものから30L以上のものまであります。各サイズでそれぞれどのようなサイズがオススメなのかは以下の通りです。
22L以下
このサイズは主に一人暮らし〜二人暮らしの方が使う小型サイズになります。スペースをあまり取らないので、少ないスペースでも置くことが可能です。スーパーやコンビニのお弁当、二人分ほどの料理を温めるには十分なサイズですが、それ以上の料理を温める、作る場合や、お菓子作りがしたい方には不便に感じること、できないことが出てきてしまうのでもっと大きなサイズを選びましょう。
23L以上
23L以上は3人以上のファミリー向けで、量のある料理を電子レンジで行いたい場合や、お菓子作りがしたい方は23L以上をオススメします。30L以上になると高級オーブンレンジとなり、さらに多機能、高性能になりますが、高値になります。23L以上になると必然的に電子レンジ自体が大きくなるため、置き場所や放熱スペースの確保が必要になります。
単機能電子レンジorオーブンレンジ
電子レンジは単機能電子レンジとオーブンレンジがあります。それぞれやれることが異なるので簡単に説明し、オススメの加熱方式を紹介します。
単機能電子レンジ
電子レンジは、マイクロ波を照射し食材内の水分子が振動・衝突することによって発生する摩擦熱を利用して発熱させています。
単機能電子レンジはこのマイクロ波による加熱しかできず、「食材を温める」ことしかできません。そのため安価に手に入りやすく、自炊をしない、お菓子作りをしない方には単機能電子レンジで十分といえるでしょう。
オーブンレンジ
オーブンレンジは、電子レンジのマイクロ波による温めに加え、庫内全体をヒーターで温め蒸し焼きにするオーブン加熱と、高火力ヒーターで直接食材を焼くグリル加熱ができるレンジを指します。
電子レンジ加熱に加え、オーブン調理、グリル調理が可能になり調理の幅が広がります。単機能電子レンジよりも自動メニューが豊富になり、お菓子作りなども可能になります。
中には蒸し機能までプラスされたスチームオーブンレンジもありますが、追加される機能が蒸し調理、自動メニュー追加くらいなのに対し、価格が高いのでコスパはあまり良くありません。
自炊を頑張りたい、お菓子作りしたいという方には必ず必要になる調理家電ですので、迷われているならオーブンレンジの購入をオススメします。
オススメ電子レンジ
電子レンジの特徴を紹介してきましたが、その中で私がオススメしたい電子レンジは「Panasonicの26Lオーブンレンジ」です。
このオーブンレンジは26Lという大容量サイズであり、赤外線センサーで温度計測し最適な温めを行う機能がつきながら価格が約3万円とかなりコスパの高い商品になります。自動メニューも60種類以上あり、料理やお菓子作りも簡単に作ることができます。庫内がフラットタイプなので掃除が簡単なところも嬉しいところ。
一人暮らしからファミリーまで幅広く使うことができるオーブンレンジになりますので、迷っている方はこちらの購入をオススメします。
冷蔵庫
食材を保存するためや冷凍するために必須な冷蔵庫。大きさが様々あり150L以下のものから大きいものでは600L以上と多くの商品が展開されています。
ここではそんな冷蔵庫の大きさの決め方、オススメの冷蔵庫を紹介します。
サイズ
冷蔵庫のサイズには一般的な目安があります。
必要な冷蔵庫のサイズ目安=70L×人数+100L(常備食材)+70L(予備食材)
上記の式がサイズの目安となり、ここから料理を毎日するか、まとめ買いを行うかで目安より大きなサイズを買うか小さいサイズを買うか決めます。
軽い指標を提示すると、
- 一人暮らし:150L以下〜200L
- 二人暮らし:200L〜400L
- 三〜四人暮らし:400L〜500L
- 五人暮らし以上:500L以上
となります。もちろん自炊をする・しない、まとめ買いを頻繁にする、今後家族が増える予定があるなど事情に合わせて目安より大きいサイズや小さいサイズの購入を検討しましょう。
冷蔵庫は一般的に10年使用すると言われています。安い買い物ではなく、一度買うと買い替えのタイミングがあまりないので、今後の自分や家族の人生プランを考えてサイズを決めましょう。
オススメ冷蔵庫
冷蔵庫は様々な機能が付いていますが、あると便利な機能が自動製氷システムです。
わざわざトレイに水を入れて凍らせる必要なく、タンクに水を入れておくだけで勝手に作ってくれるのは非常に楽で、氷をよく使う方にはオススメの機能です。
その機能が付いて、お手頃価格で手に入る冷蔵庫は「東芝の冷蔵庫」になります。
この冷蔵庫を僕も使っているのですが、他メーカーの同じ際より安く手に入る割に機能が充実していて非常に満足できる商品です。扉がタッチで開くので、料理中手が汚れていても開くことができるので楽に料理を行うことができます。野菜室も大きく、鮮度を守る作りになっているのでいつも美味しい野菜が食べられます。
これから結婚する方や同棲する方などにオススメできる冷蔵庫なのでぜひ検討をお願いします。
まとめ
今回は必須調理家電の選び方と買ってよかったもの4選を紹介しました。
どれも必ず必要になる家電であると同時に、様々な商品が出ていてどれがいいのか分かりにくい商品ばかりだったと思います。
この記事を参考にしていただき、自分に必要な商品・機能は何なのかを判断していただければと思います。
それでもどうしても迷ってしまう場合は、この記事で紹介した家電を買うことをオススメします。
紹介した家電は、実際に僕が結婚してから使い続けている家電たちであり、毎日の使用感に満足し胸を張ってオススメできるものばかりです。間違いはないので、迷っているなら紹介した家電を購入しましょう。全てコスパ◎です。
少しでも皆さんの生活の参考になれば幸いです。
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